この「ゼウス」とはギリシャ神話における最高神であり、全知全能といわれるところからその名前を拝借したものだと思われます。

投資は当然波があるものであり、最近の円安の動きや近年のコロナ禍などで大きくその波が上下していますが、10年利益を出し続けたというのはゼウスを名乗るだけあります。

ただ気になるのはその中身です。

外面だけをよく見せても、中身が伴ってなければ説得力は皆無です。

月利327％ということは、10,000円の元手が32,700円になるということです。

バブル的に膨らんだ1ヶ月分だけを抜き出したのならまだ理解できなくはないですが、投資の世界でこの月利は破格すぎます。

やはりどういう投資なのか、気になります。

ただ、副業ZEUS(ゼウス)のランディングページを見る限りはどのような投資なのか、一切の説明がありません。

投資といっても、株、FX、不動産、暗号資産、先物取引など上げたらキリがないくらいに存在します。

「投資」であることしか明かさず、一切の詳細を明かさないのは不可解です。

そしてこれは過去の詐欺投資ビジネスと同じ轍を通っているものになります。

副業ZEUS(ゼウス)に関しても、眉唾でチェックしていく必要が出てきました。

この内容で、どこが「特定商取引法に基づく表記」になっているというのでしょうか？

運営者の情報もない、住所や電話番号もない、責任者の名前もないという状態です。

一応この特定商取引法に基づく表記は、無料であればなくてもいい(有料での販売が行われる場合に義務付けられる)という規定はあります。

しかしなぜこの表記が求められるかというと、消費者を悪徳商法などから守るためにあるのです。

この内容だけを紹介されても安心感や安心材料につながることは一切ないです。

載せるのであればしっかり求められる情報を記載してほしいところです。

副業ZEUS(ゼウス)は詐欺ビジネスである可能性が色濃くなってきました。

投資ですから元手となる資金は必要であり、完全無料とだけしか言わないのはやや不親切だと感じます。

ただ副業ZEUS(ゼウス)の利用料金ですから完全無料という表記には違わないでしょう。

では実際に登録してみるとどうなるのでしょうか？

LINEから登録すると「会員専用LINE」というアカウントにつながり、何とそこから別の副業の案内がたくさん届くようになります。

先程の特定商取引法に基づく表記にあった「無料メルマガ配信」の正体がこれでした。

これは一般に「オプトインアフィリエイト」と呼ばれる手法で、副業ZEUS(ゼウス)はただLINEにユーザーを集め、そのユーザーに対し提携先の副業案件の広告を配信するというものです。

そしてその副業案件はいずれも稼げない悪質な副業ビジネスであり、それらに参加しても稼げないどころか逆に高額請求が発生する可能性もあります。

投資で月利327％という話はどこにいったのでしょうか？

副業ZEUS(ゼウス)は投資でもなければ、副業ZEUS(ゼウス)そのものが副業ビジネスではなかったのです。

副業ZEUS(ゼウス)とその提携先の悪徳企業がグルになり、利用者を陥れようとしていたのです。